Zoomミーティングの音声共有ちょっと厄介では|失敗しない接続方法を図解で徹底解説
ハイブリット(Zoom参加者+リアル会場)でZoomミーティングに音声共有をかけた時
- Zoom内の音声と動画の音声が一緒になるので管理しずらい。
- 音声が二重になる。
- ハウリングしたようになる。
このようなことは起きませんか?
今回のブログではZoomミーティングで音声を共有した時のトラブルの解決策を図解でわかりやすく解説していきます。
Zoom内の音声と動画の音の分離して管理する方法
パソコン1台で共有する場合ー①
パソコンの音声出力は一個なので動画音声とZoom内の音声が両方会場ミキサーに送られることになります。
- パソコンの音声のOUTを会場音響ミキサーに接続する。
(Zoomとパソコンの音が会場ミキサーにいきます) - Zoomミーティングで動画ファイルと音声を共有する。
(共有画面の左下の『音声を共有』にチェックを入れる) - これで会場、Zoomミーティングどちらも動画ファイルの音が流れるようになります。
しかし会場に流すZoomミーティングの音声と動画音声がどちらも同じボリューム調整になるので管理が大変になってきます。
パソコン1台で共有する場合ー②
Zoomミーティングの音声と動画ファイルの音声を会場ミキサーで別に管理をする方法を解説します。
Zoomミーティングの音声と動画ファイルの音声を別々にパソコンから取り出します。
接続方法
- パソコンのヘッドフォン端子からミニピンで会場音響ミキサーに接続する。
- パソコンのUSBとオーディオインターフェースを接続する。
- オーディオインターフェースのOUTを会場音響ミキサーに接続する。
これでパソコンからZoomミーティングと動画の音声を取り出すことができます。
この方法にはちょっとした設定が必要です。
Zoomミーティングの設定方法
Zoomミーティングの音声の設定をUSBオーディオインターフェースの機種に合わせる。
今回のオーディオインターフェースは『YAMAHA AG03』を使用しています。
使用方法については
『YAMAHA AG03|徹底解説 Zoomハウリング解除に最適』
をご覧ください。
『YAMAHA AG03』を使用しているので『ライン(4-AG06/03)』を選択。
パソコンの設定方法
- 右下のスピーカーマークを左クリックする。
- 山なりのところをクリックする。
ポップアップメニューから『ヘッドフォン』を選択する。
以上の設定でオーディオインターフェースからZoomミーティングの音、ヘッドフォンOUTからパソコンの動画の音がながれるので別々に音声を管理することができるようになります。
発表者PCをZoomに接続しないのがBEST
発表者が音声付き動画をリアルの会場で流す場合は発表者のパソコンをZoomに接続しない方が音声管理など簡単にできます。
又、発表者PCと配信用PCを分けることによってZoomミーティングの管理もしやすくなります。
パソコンを分けるメリット
- 発表用PCの入れ替え時にパソコン自体の設定が無い。(Zoomの設定、インターネットの設定)
- 発表者PC音声が二重になったりハウリングすることがなくなる。
- 音響の管理が楽になる。
- 発表用PCと配信用PCを分けているのでパソコンにかかる負荷が少なくなる。
- 失敗が少なくなる。
- 配信用PCでZoom操作が可能。(スポット、ピンや入室の許可、音声管理など)
デメリット
- 機材費用が多くなる。
- 接続がちょっと面倒になる。
音響の接続方法
- 発表者用PCのヘッドフォンOUTから会場音響ミキサーにPCの音声を接続する。
(これでリアルのPC音声が会場から流れます。) - 会場音響ミキサーとオーディオインターフェースを接続する。
(音声をクリアーに送受信するため) - オーディオインターフェースと配信用PCを接続する。
- 会場音響ミキサーでマイナスワンを作る。
これで配信用PCからZoom内の音だけがくるので管理しやすくなります。
PCの挿画の音声も会場音声と一緒にZoom内に送ることができます。
マイナスワンの作り方については『【超簡単】大会場にある音響ミキサーでマイナスワンを作る方法|ミキサー3個を解説』をご覧ください。
映像の接続方法
- 発表用PCから映像スイッチャーに接続する。
- 映像スイッチャーから会場のプロジェクターに接続する。
(会場にリアルの映像が流れます) - 映像スイッチャーからビデオキャプチャーに接続する。
(パソコンに入れるための信号に変えるため) - ビデオキャプチャーから配信用PCに接続する。
- 配信用PCでZoom画像を作って映像スイッチャーに入力します。
(もう一台Zoom画面用PCがあると画像のスイッチングが楽にできます) - 映像スイッチャーで発表用PC画面とZoom画面をスイッチングします。
この方法はハイブリッド(リアル会場、Zoom参加)で行う場合は一番失敗のない方法です。
できればここにバックアップ用のPCとZoom参加者の画面を作るPCがあるとBESTです。
まとめ
今回ハイブリッドで発表者の音声付き画像の配信の方法を解説させていただきました。
映像の方はあまりおかしくなることがないのですが
音声の方は接続、操作の方法を考えないと管理が大変になってきます。
リアルの会場を配信するだけなら一方通行なのでハウリングなど起きないのですが両方向を考えると音が戻ってきたりするので『ハウリングや音声が二重』になったりします。
なので動画再生やスライドデーターがある場合はもう一台再生用パソコンがあると大変楽になります。
講演会などのZoom配信の仕事の時は一番最後の図面の接続で機材オペレートを行なっています。
音声の管理も簡単ですし、映像も次に出力する画面を作っておけるので失敗が少ないです。
参考にしてみてください。
今回のブログはわかりやすかったでしょうか?
これからもZoomやYouTubeなどの配信系の機材の使用方法やちょとした小技などわかりやすく解説していきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
わからない事や不明な点がありましたら下のコメントからお気軽にお問合せください。
今回使用した機材
- パソコン
- オーディオインターフェース
- 映像スイッチャー
- ビデオキャプチャー
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません