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【超簡単】大会場にある音響ミキサーでマイナスワンを作る方法|ミキサー3個を解説

2021年7月12日

Zoomの中の音声を会場に流す場合や会場の音声をZoomに流す場合など『トラブルが少ないもの』『綺麗な音声を会場に流したい』と思ったら『オーディオインターフェイス』が最良のアイテムだと思います。

しかしいざ使おうと思っても会場のミキサーで『マイナスワン』が作れないためハウリングが起きてしまうことはよくあります。

今回はホテルや会館にある音響ミキサーのマイナスワンの作り方を解説していきます。

このブログでわかること

ホテル会館などで見かける音響ミキサーの『マイナスワン』の作り方

会場音響の流れの加増
  1. 会場の音響ミキサーとオーディオインターフェイスを接続する
  2. オーディオインタフェースとPCを接続する
  3. Zoomの設定でオーディオインターフェースを選択する
  4. 会場音響ミキサーでマイナスワンを作ってオーディオインターフェイスにインプットに送る
  5. オーディインターフェイスに入ってきているZoomの音声を会場ミキサーに送る

Zoomの音声接続の流れはこれだけです。

一番問題になるのは会場にある音響ミキサーのマイナスワンの作り方とオーディオインターフェースとの接続方法になると思います。
このブログでは会場のミキサーの接続方法及びマイナスワンについて解説していきます。

オーディオインターフェイスの使い方については
YAMAHA AG03|徹底解説 Zoomハウリング解除に最適
Soundcraft NotePad-8FX| 操作方法徹底解説
をご覧ください。

ここからはホテルや会館で見かけるミキサーの接続方法を説明していきます。
※会場に音声が出ている状態を基準に解説しています。

Panasonic WR-XS3

WR-XS3の画像

接続方法

『WR-XS3の背面』

WR-XS3の背面画像
  1. のステレオ入力ジャックにオーディインターフェイスからの音声を入力します。
  2. の『SUB』出力ジャックからオーディオインターフェイスのインプットに接続します。

マイナスワンの作り方

 WR-XS3ディープスイッチ

のステレオ入力ジャックで入れた番号のディープスイッチを下げます。

例 Zoomの音声を『STERO INPUT1』に接続した場合は『INPUT SELECT』の『STREO 1』のディップスイッチを下げます。
これで音響ミキサーののマイナスワンの設定は終了です。

操作方法

WR-XS3正面パネル
  1. の赤で囲んであるオーディオインターフェースの音声を入力したつまみを回す。
    (会場にZoomの音声が流れる)
  2. の赤で囲んであるSUBOUTを回す。
    (Zoomの音声を除外した会場の音声がZoomに流れます。)

以上で『Panasonic WR-XS3』のマイナスワンの作り方の解説でした。

Panasonic WR-X22

WRX226画像

接続方法

『WR-X22の背面』

WRX226背面画像
  1. ①の赤い四角で囲んである『MONOINPUT』か『STEROINPUT』にオーディインターフェイスからの出力を接続する。
    (今回はSTREO1に接続で解説しています。)
  2. ②の赤い四角で囲んである『SUBOUT』をオーディオインターフェース入力に接続する。
    (今回はSUBOUT1に接続で解説しています。)

マイナスワンの作り方

WRX-226正面パネル

正面パネルのZoom音声の入力チャンネルののスイッチを押して出力をOFFにします。

スイッチを拡大した画像

を拡大した画像)
入力チャンネルの上にボタンが4個ある中のZoomの音声が入った入力チャンネルのボタンを押してミュートします。
緑点灯………..『ON』
消灯……………『OFF』
これでマイナスワンができます。

操作方法

WRX-226正面パネル

1、Zoomが入ったチャンネル(今回はSTREO1)のフェーダーをあげるとZoomの音が会場内に出力されます。
2、のSUBOUTのフェーダーを回すとZoomからの音以外の会場の音がZoomにいきます。

アナログミキサー(YAMAHA MG-12)

YAMAH Mg-12

会館によってはこんな感じのアナログミキサーが会場にある場合があります。
接続方法はいろいろあるのですが今回は入力5/6番とAUX1に接続する方法を解説します。

接続方法

MG12コネクター部分
  • の入力に5/6番と書いてあるチャンネルにオーディオインターフェースのアウトを接続します。
    (オーディインターフェースでステレオで接続する場合は両方入れてください。モノラルで入れる場合は上の『MONO』に入れてください。)
  • のAUXOUT2のOUTをオーディオインターフェースの入力に入れる。

マイナスワンの作り方

AUXOUT画面
  • オーディオインターフェースが入っている入力(5/6番のチャンネル)以外のAUX2の音量をあげる。
  • の5/6番のAUX2の音量は上げない。
  • 右側のの『AUX2 SENDMASTER』を上げてZoomの音量を調節する。

※Zoomの入力が入っていいる『AUXOUT』のボリュームをあげないことで『マイナスワン』ができます。

操作法方法

MG12正面画像2

会場に流すZoomの音量を決めます。今回は5/6番にZoomの音を入れてあるのでの5/6番のフェーダーを上げます。
(これで会場にZoomの音声が流れます。)
マイナスワンの作り方で解説したようにZoomの音声以外のAUX2の音声を上げます。
『AUX2 SENDMASTER』を上げてZoomの音量を調節します。
(これでZoomに会場内の音が流れます。)

会館やホテルにある音響ミキサーのマイナスワンの作り方を解説せせていただきました。
意外と簡単にできるのではないかと思います。

Classic PRO DM20

DM20写真

DM20の説明書

https://www.soundhouse.co.jp/download/cp/ver11cpdm20jma.pdf

接続方法

入力1にZoom音声を入れ

OUT1(BUSOUT1)から会場音声をZoomに送った場合

DM20マイナスワン配線図
  1. DM20のOUT1(BUSOUT1)とMG10XUの入力1を接続します。
  2. MG10XUのMONITOROUTとDM20の入力を接続します。

接続は以上になります。

マイナスワンの作り方

DM20の設定方法

  1. 赤で囲んである部分を選択してBUS SEND 設定を開きます。
    BUS SENDの設定-1
  2. 『BUS1』を選択して反転させ『OFF』にする。
  3. 『BUS1』のフェーダーを下げる。
  4. 『L &R』は『ON』にする。
    BUS SENDの設定-2
  5. CH2〜8入力チャンネルの『BUS1』『L &R』は『ON』(青色)にする。
  6. CH2〜8入力チャンネルの『BUS1』のフェーダーを『0db』くらいにする。
    BUS SENDの設定-3
  7. を選択して『BUSフェイダー』にする。
  8. のフェーダーを『0db』くらいまで上げておきます。
  9. の横の『Mute』ボタンは解除しておく。
    BUS SENDの設定-4

DM20のマイナスワン設定は終了です。

操作方法

操作方法-1
  1. ①を選択して『入力フェーダー』にします。
  2. ②のフェーダーの上げ下げでZoomからの音量を調整します。
  3. マイクなどが入っているチャンネルフェーダーを上げてZoomに入る音量を確認します。
  4. Zoomの音声のお送りが小さい場合『Bus1のフェーダー』を上げると大きくなります。

以上でMD20のマイナスワン設定は終了になります。

会館やホテルに行ってマイナスワンが作れない場合の対処方法

オーディオインターフェース(YAMAHA AG-03)を使う場合を解説していきます。
この方法はどうしても『マイナスワン』が作れないときに重宝しています。

接続方法

  • 会場のミキサーの音響アウトをオーディオインタフェースの入力に入れます。
  • オーディオインターフェース(YAMAHA AG-03)のモニターOUTを会場の音響ミキサーに入れます。

このまま入力した音響ミキサーのフェーダーとモニターOUTの両方の音量をあげるとハウリングします。 

なので
会場の音声をZoomに流す場合はのモニターOUTの音量をミュートします。
又、Zoomの音声を会場に流す場合は入力したチャンネルの音量をミュートします。

AG-03

これで手間がかかりますがハウリングを抑えることができます。

これをパソコンでおこなうとかなりの手間になります。
ミキサー付きオーディオインターフェースを入れておく利点の一つと言ってもいいです。

YAMHA AG-03

まとめ

今回は会場に良くあるミキサーのマイウナスワンの作り方を解説させていただきました。
わかりやすかったでしょうか?
クリアーな音を参加者に送るにはオーディオインターフェイスを入れてZoomの音を出し入れするのが一番良いと思います。
音響ミキサーでマイナスワンの作り方がわからないようであれば質問していただければわかる範囲でお答えしていきます。
これからもZoomやYouTubeなどの配信系の使い方の方法やちょとした小技などわかりやすく解説していきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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ZoomZoom,配信,音響

Posted by donchan